海苔には、ポルフィランという硫酸多糖類が全体の約10～35%含まれておりその性質は、高い吸水性・保湿性，自然免疫活性，消炎作用などのため、化粧品や健康食品への応用が期待されている。
近年赤潮などの影響よる海苔の色落ち発生が深刻化しています。色落ち海苔は色・味ともに乏しく食品規格外となってしまい有効利用方法としては、家畜の飼料など各業界が開発を進めているが、実際にはそのほとんどが廃棄処分となっている現状。
産業廃棄物は生産者への負担や環境への影響などがあり、再利用として注目される素材。
ポルフィランの原料でもある海苔は、福岡県大川市 大野島漁業協同組合の海苔漁師さんより提供されております。
当初は、潮風や紫外線のもと作業する漁師さんたちにとって肌荒れや手あれは仕方ないと当初は保湿化粧料に全く興味を持つことはありませんでした。
しかし、小林研究室の実験画像やポルフィラン保湿性の説明を何度も行い、漁師さんからも地場産業の可能性を見いだせるかもしれないのではないか。っという希望と期待を胸に、快く材料供給の協力を頂きました。
製品開発まで、何度も試作を繰り返し、その都度漁師さんにも試してもらいました。
「自分の手が柔らこぅなっちょ、気持ちよか」っと漁師さんからの嬉しいお声を頂きました。
全くの異業種であった漁師さんたちと作り上げたこの化粧品は、まさしく【自然からの贈り物】であると感じます。
東京都中小企業団体中央会より「中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業」に採択され、ポルフィランの研究・処方実験・皮膚へのテスト・特許出願を実地。(題目：規格外海苔からの抽出成分による新たなスキンケア商品の開発)
●題目：色落ち海苔から得られるポルフィランの精製、製造及びその分析。
●概要：ポルフィランを用いた化粧品の事業化に向けての研究。純植物性保湿剤として色落ち海苔からのポルフィランを精製し、化粧料の基準にあう抽出物を長岡技術科学大学において、精製製造後、抽出物は分析評価した後に他の原材料と組み合わせ皮膚への効果を分析する。
長岡技術科学大学（小林研究室）で開発した抽出方法により精製した高分子量ポルフィランは、高い細胞親和性や保湿作用を保持すると同時に、ベタつきもなく良好な化粧料となることを確認。 化粧品保湿成分としての有用性が示されています。
ベタつきが無くさらっとした感覚の保湿クリーム
～海苔だけに存在するポルフィランを独自の製法によって調製した保湿剤配合 ～ （無香料／無着色／アルコールフリー）
乾燥からお肌を守り、皮膚の水分を逃がさないように保護しながら、潤いのある滑らかなお肌へと導きます。お肌の水分補給を補い潤いを与え自然のしっとりとした素肌を感じさせます。
※大学で開発した抽出方法により精製した高分子ポルフィランは、高い細胞親和性や保湿作用を保持すると同時にべた付きもなく、化粧品保湿成分としての有効性が示されている。（国立大学長岡技術科学大学：小林研究室より）
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